【特集】2014年度の医学部入試動向~課題と対策~ =第二回=3/4ページ
「直前期の勉強法」
これから入学試験までどのような勉強をしたらよいのだろうか。
「受験する大学の過去問対策が何よりも一番効果的ですね」とメディカルラボの山本本部長は言う。「大学によって入試問題に特徴があり、攻略方法も大きく違うからです。特に私立大学医学部は、過去問対策をどのようにするかが大きく合否を左右します」とのことだ。
過去問対策は、まず大学ごとに異なる科目別の「難易度」「試験時間」「分量」「形式」「出題傾向・内容」をよく知ること。※表2 そして、何が足りないのかを客観的に把握して、その対策を集中的に行うことが直前期には効果的だ。
【表2】過去問対策
過去問対策として「赤本」などで勉強する生徒もいるが、直前期の学習としては時間がかかり、効率が良いとはとても言えない。記述・論述部分の解答は、どこで減点されたかなどを知るために高校や予備校の先生に添削してもらい、対策を立てる必要がある。直前期に過去問を見直すことは何よりも重要だろう。
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